京都府立医科大学総合医療・地域医療学教室では、北は叡山、東は鴨川、西は京都御苑という非常に恵まれた立地条件にある京都府立医科大学附属病院、丹後半島の基幹病院である附属北部医療センターなどの大型総合病院のほか、中堅病院から在宅医療や診療所まで、幅広く臨床経験を積むことのできる体制が整っています。
地域医療とはどこかの地域で医療サービスを提供することではなく、過疎地域での医療を意味するものでもありません。地域医療とは保健(予防)・医療・福祉(介護)の連携の中で医療をすることであり、医療の一部ではなく地域の一部として地域貢献する医療のあり方であると考えています。
総合診療の本質は無条件かつ終わりのない患者への関与であり、総合診療医はプライマリ・ケアの専門家です。地域医療で求められる総合診療医像(臨床面)は、
が挙げられます。他の診療科との大きな違いは、縦方向(領域別専門性)を目指すのではなく、横方向(横断的専門性)を目指すことにあります。総合診療医は医師人生をかけるに相応しい専門性です。
1992年12月 | 内科ディビジョン化に伴い附属病院に総合診療部を開設 |
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2004年4月 | 卒後臨床研修センターを設置(卒後教育) |
2010年5月 | 総合医療・医学教育学教室を設置 |
2011年1月 | 同教室を講座化(大学院大学)、山脇正永教授が着任(~2020/9) |
2013年4月 | 附属北部医療センターの開始(旧京都府立与謝の海病院) 同センターに地域医療学教室を設置 |
2017年6月 | 教育センターを設置(卒前教育) |
2023年4月 | 総合医療・地域医療学講座に再編統合、四方哲教授が着任 |
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